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アンゾフの成長マトリクスから学ぶこと

“アンゾフの成長マトリクス”って知っていますか?

私は恥ずかしながら最近その存在を知りました。。

 

アンゾフの成長マトリクスを考案したのは『イゴール・アンゾフ』というロシア系アメリカ人の応用数学及び経営学者、事業経営者です。その業績により「戦略経営の父」とも呼ばれているそうです。

ja.wikipedia.org

アンゾフの成長マトリクスは 、本業の低迷に苦しんでいて、今後どうやって新しいビジネスを展開していけばいいのか悩んでいる企業にとって、大きな手がかりとなるツールのようです。

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①市場浸透・・・既存市場に対して既存製品を投入して売上高やマーケットシェアの拡大を目指す戦略 

②新商品開発・・・既存市場に対して新製品を投入して売上の拡大を狙う戦略

③新市場開拓・・・新規市場で既存製品を展開してスケールメリットを狙う戦略

④多角化経営・・・新規市場で新製品を投入して新たな収益機会を狙う戦略

 

企業を成長させようとするときは、自社の「製品(技術)」か「市場(顧客)」のどちらかを軸に展開していくことが大事。

 

●技術が強い場合→技術を新しい市場に展開する新市場開拓戦略

●顧客接点が強い場合→その顧客に新しい技術を提供する新商品開発戦略

 

ちなみに弊社のコンパクトアパート事業に置き換えるならば新商品開発戦略になるのでしょうね。

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分かりやすい例でいうと“富士フイルム”があります。

詳しくはリンクを貼っておきますのでどうぞ。

 

富士フィルムは、主力商品の写真フィルム事業が消滅するなか、新しい業態へ変化しなくてはなりませんでした。

それがこちらです。

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誰もが、“カメラの時代”は終わったと思ったはずですが、技術と市場を生かし多角化戦略で乗り切った例です。

 

このアンゾフの成長マトリクスは、企業の規模を問わず活用できるようです。

 

今後ますます厳しくなると言われている“不動産業界”。

もう一度、自社の強みを知り新しい市場に展開したりする時代が来たのかもしれません。