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もう一度“いきなりステーキ”を調べてみて学ぶこと

ステーキチェーン“いきなりステーキ”の決算が出ましたね。

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大方の予想通り純損益27億円の赤字・・・。

 

売上は、店舗数拡大に伴ったのか前年比6.3%増で675億円、営業損益は7100万円の赤字。ちなみに前期は38億円の黒字です。

 

そんな“いきなりステーキ”について数字の面から考えてみました。

 

①店舗数

3年で100店舗から約500店舗へ!

2018年には1年で202店舗を新規オープン。ちなみに焼肉チェーン第3位の「安楽亭」の全国店舗数は221店です。凄いですね。

 

ただ、現在は店舗縮小路線に変更をして、今年の春までには44店舗を閉店する予定らしい。

 

②既存店売上はマイナス41%

店舗の急拡大、サービスの低下、肉以外のメニュー、値上げなどの要因により既存店の売上が▲41%まで落ち込む。

 

そんな中、“いきなりステーキ”が売り出した広告は・・・

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SNSでかなり評判になりましたね。

この広告の結果は、かなり良かったようです。

ただ、根本的な解決になっていません。。

 

③最終赤字27億円

“いきなりステーキ”の会社は、株式会社ペッパーフードサービスで、「ペッパーランチ」やとんかつなどの複数のチェーン店を展開している会社ですが、“いきなりステーキ”の経営不振は、会社全体の業績にまで悪影響を及ぼしています。

 

④自己資本比率:危険水準の5%

2017年は、比較的安定している30%を超えていましたが、その後急降下・・・。

去年の9月には「危険な水準」といわれている5%以下にまで下がりました。

 

ちなみに、自己資本がマイナスになると「債務超過」と呼ばれる状態で、倒産や身売りの選択も出てきます。

 

そんな中、運営会社のペッパーフードサービスは、去年の暮れに約69億円の資金調達を想定した新株予約権の発行を発表。

そのうちの48億円は借金返済にあてたようです。

 

2年連続の赤字・・・。

そして、昨日の記事で、都内店舗にての外国人不法就労の問題が明らかになりました。

ここにきてこの記事は、かなり痛いです・・・。

 

今後、どのように経営を立て直していくのか、同じ経営者として注目していきたいと思います。