コロナによって収入減になり住宅ローンに困っても、絶対に『これだけ』はやってはダメです!
6月20日には世界保健機関(WHO)が「新たに危険な段階」に入ったとの見解を示しました。
日本では、世界程の感染者が出ていないものの、第2波の感染流行を懸念している状況です。
そんな中、コロナの影響で不幸にもリストラされ、組んだ住宅ローンを支払うことができなくなりそうな事態になった時どうするべきなのか?または、これだけはやってはいけないといことがあります。
まず、真っ先に行うことは、
「ローンを組んでいる金融機関への相談」
です!
「フラット35」を提供する住宅支援機構は、支援策を出しています。
メガバンクや地銀でも同じような支援策を打ち出しています。
2008年のリーマンショック以来、金融機関は住宅ローンの返済猶予に応じていました。
当時は約8割の金融機関が応じていたとの資料もあります。
融資をしている金融機関にしても、ローン回収ができない事態になるより、わずかでも返済できるようにした方が得策なのは間違いないです。
では、「やってはいけないこと」は?
ズバリ!返済を無断で滞納することです!
滞納をすると、上記のように様々なデメリットがあります。
もし、返済計画が今後難しくなるようであれば、積極的に金融機関へ相談することが大切です。
また、返済計画の見直しも必要でしょう。
今何よりも大事なのは、キャッシュフローです。
それは、企業でも個人でも同じです。
なぜなら、破産するときの理由はほとんどが“資金繰り”だからです。
資金繰りを念頭に入れて返済計画を再考するのであれば、まず見直しをしなくてはならないのは、『ボーナス返済』です。
中には、ボーナス返済を大きくして、月々の返済額を抑えている方もいると思いますが、コロナの影響で将来どうなるか分からない今、ボーナス返済に頼るのは危険です。
また、繰り上げ返済を考えている人は、借入期間を短くするよりも、月々の返済額を更に抑え、将来に備えた方がいいケースもあります。
コロナの影響は、まだしばらく続きそうです。
“家”を守るということは、“大切な家族”を守るということにつながります。
もう一度、家計の資金繰りの現状を冷静に考え、住宅ローンを見直してみてください。
今は、とにもかくにも“資金繰り”がキーワードです。
“いきなりステーキ”の動きが怪しい件・・・
このブログでも何度か検証している“いきなりステーキ”ですが、未だに第一四半期の決算発表がないので、再度検証してみることにしました。
というブログを書き始めた際、タイムリーに新しいIRが出ました(笑)
内容は・・・
いきなりステーキの件ではなく、『ペッパーランチ』売却の噂。
なぜ、『ペッパーランチ』の売却の話が出たのか・・・。
“火のない所に煙は立たぬ”とは言いますが、順を追ってお答えします。
実は、5月にダイヤモンドという雑誌の特集で、貸借対照表(BS)の視点から、『主要外食26社「余命ランキング」』と銘打った特集があったので気にはなっていた会社の1つでした。
そのランキングがこちら
*いきなりステーキは“ペッパーフードランチ”という会社です。
直近のBSでは、現金・預金が25億円しかなく、このまま客足が遠のけば2.2カ月で資金が枯渇する可能性がありました。
また、他の店舗閉鎖の報道があった会社は、上の表を見るとやはり手元資金が厳しい状況のところですね。
そこで再度IRをチェック!
- 4月30日 第一四半期決算発表延期に関するお知らせ
- 4月30日 会社分割(簡易新設分割)による子会社設立に関するお知らせ
第一四半期決算発表延期に関しては、新型コロナによる自粛などがあり準備ができないとのことですが、確かにそうなんでしょうね。
問題は子会社設立のIRです。
6月1日に子会社を設立して、もう一つの主力事業である「ペッパーランチ」を分社化するとの発表です。
何が問題かというと、この「ペッパーランチ」、実は単体で試算すると黒字の事業なのです。
ペッパーランチ・・・約87億円 営業利益 約12億(2019年度)
営業利益が12億あり、諸々の経費を差し引くと約6億の純利益がでる計算になります。
そこで、最近になり子会社であるJP(ペッパーランチ)を「いよいよもって売却するのでは?」という報道がでました。
そこでこのIRが6月1日に出ています。
エスフーズという会社は、いきなりステーキへの肉卸業者です。
今年1月に行った新株予約権の発行で、69億円の資金調達を試みたようですが、6億円~7億円しか調達できなかったようなので、資金を確保するために借入を20億を個人からしたようですが、気になったのは赤枠で囲っている“担保等の有無”です。
有担保ということは、何かを担保にしたようですが、詳細は明記されていません。
普通に考えると、収益の柱である「ペッパーランチ」を子会社に移してしまった場合、赤字事業のいきなりステーキだけの会社に、資金を貸し出すとは思えません。
そこで、想像されるのは、子会社になった黒字会社のJP(ペッパーランチ)です。
20億の借入はこのJP(ペッパーランチ)の会社の株を担保にしたのではないでしょうか。
ちなみに役員人事のIRを見ると、親会社の役員がそのまま子会社JPの役員になっています。
この内容から考えられるのは、報道にある子会社売却ではなく、いきなりステーキがある親会社の上場廃止からの、子会社であるJPが「ペッパーランチ」をようしての再上場の線もあるかと・・・。
確かに現在、親会社はいきなりステーキの店舗をかなりの勢いで閉店させています。
閉店することにより、販管費を抑え、ペッパーランチの売却益で何とか支えようとするのことも分かるので、どうなるかは近日中には報道されるのではないでしょうか。
株の投資をしている私としては、いつも各企業のIRをチェックするようにしています。
近いうちに、決算書を俯瞰して見るコツなんかもこのブログで書いていこうと思います。
この“いきなりステーキ”に関するブログについては、あくまでも私見です。
ただ、IRの内容で様々なシュミレーションをするのも、投資としては大事かと思います。
是非、今後もチェックしてみてください。